AIに「自社の知識」を持たせる時代へ ??RAGとBizSmartAIが変える情報活用の形

AIに「自社の知識」を持たせる時代へ??RAGとBizSmartAIが変える情報活用の形

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AIに「自社の知識」を持たせる時代へ
??RAGとBizSmartAIが変える情報活用の形

株式会社オープンウェーブ / AI活用ソリューション

みなさんは、こんな経験をしたことはありませんか?

「あのマニュアル、どこに保存したっけ?」「去年対応したあの案件の内容をもう一度確認したい」「新入社員から申請手続きの質問が来たけど、どの書類を見ればいいか分からない」

社内に情報はたくさんあるのに、必要なときに必要な情報にたどり着けない??これは多くの企業が抱える共通の悩みです。

この問題を解決する技術として、いま注目されているのが 「RAG(ラグ)」 です。そして、その RAG を社内で手軽に活用するために作られたのが 「BizSmartAI」 です。

1. RAGとは何か?

RAG(Retrieval-Augmented Generation) とは、日本語にすると「検索で補強した文章生成」という意味です。ChatGPT などの AI(LLM)が回答を生成する前に、外部の知識データベースから関連情報を「検索(Retrieve)」して、それを根拠に「生成(Generate)」する仕組みです。

図書館司書に例えると

ChatGPT などの AI は、膨大な情報を学習した「物知り」です。しかし、その知識には限界があります。学習した時点より新しい情報は知らないし、あなたの会社の社内文書は知らないのです。

RAG はこの問題を解決するために、AI に「自社専用の図書館」を持たせるイメージです。

? RAGなし(従来のAI)

学習済みの一般知識のみで回答。社内のことは知らず、古い情報や間違いが混じることも。

? RAGあり

質問を受けたらまず社内文書を検索。関連情報を根拠にして、出典付きで正確に回答。

質問 ──→ ①社内文書を検索 ──→ ②関連情報を取得 ──→ ③AIが根拠を持って回答 ──→ 「第3章に記載の通り…(出典付き)」

質問を受けたら、まず社内の文書ライブラリから関連情報を探し出し、その情報を根拠にして回答する??これが RAG の基本的な仕組みです。

2. RAGの有用性

RAG が解決する AI の根本的な限界は4つあります。

  • 「今」の情報で答えられる AI の学習データには「締め切り」があります。昨年改訂された社内規程や先月作成した提案書の内容は、普通の AI は知りません。RAG は社内文書を直接参照するため、常に最新の情報に基づいて回答できます。
  • 「うちの会社のこと」を答えられる インターネット上には存在しない社内のノウハウ・手順・規程も、社内文書として登録すれば RAG の知識になります。「うちの会社ならでは」の質問にも答えられます。
  • 「根拠」を示して答えられる 「この回答は、こちらの文書を参照しました」と出典を示すことができます。AI の回答をそのまま信じるのではなく、元の文書を確認できるため、信頼性が格段に上がります。
  • 情報の「属人化」を防げる 「あの件はAさんに聞かないと分からない」という状態は、担当者が退職・異動すると大きなリスクになります。RAG を活用することで、個人の頭の中にある知識を組織の資産に変えることができます。

3. RAGはどんな場面で使われているか

RAG はすでにさまざまな業界・場面で活用されています。

カスタマーサポート

製品マニュアルや FAQ を登録し、オペレーターや顧客が素早く正確な回答を得られます。

法律・コンプライアンス

法令・規程・契約書を検索対象にし、「この取引は規程に違反しないか?」という確認を効率化。

医療・ヘルスケア

最新の論文や診療ガイドラインを参照しながら、医師の意思決定をサポート。

製造業・建設業

設計図・保守記録を登録し、現場担当者がその場で正確な点検手順を取得。

教育・研修

研修資料や過去の試験問題を登録し、社員が自分のペースで学習・復習できる AI 教師として機能。

営業・提案支援

過去の提案書・事例を登録し、新規提案のドラフト作成やヒアリング準備を効率化。

これらに共通するのは、「大量の文書の中から、今必要な情報を瞬時に見つけ出す」 というニーズです。

4. BizSmartAIで何ができるか

RAG の仕組みはすばらしいのですが、実際に導入しようとすると一つ大きな課題があります。「文書を AI に食わせ続ける作業が大変」 という問題です。

社内の文書は毎日更新されます。新しいマニュアルが作られ、議事録が追加され、提案書が改訂される。これらを一つひとつ手動で登録し続けるのは、現実的ではありません。

BizSmartAI は、この「文書を AI に食わせ続ける」作業を完全に自動化するシステムです。

1

フォルダを監視して自動取り込み

指定したフォルダを常時監視。ファイルが追加・更新・削除されると自動的に AI の知識ベースに反映されます。担当者が意識しなくても、常に最新の状態が保たれます。

2

あらゆる形式の文書に対応

PDF(スキャン文書も OCR で対応)・Word・Excel・PowerPoint・テキストファイル・メールデータなど、社内にある文書の形式を選びません。

3

AIが自動でタイトルと要約を生成

ファイルを取り込むときに、AI が内容を分析してタイトルと要約を自動生成。文書の内容が一目で分かるようになり、後から人間が確認する際にも役立ちます。

4

出典リンクを自動で付与

取り込んだ文書はプリザンターにも登録されます。AI が回答する際に「この回答の元となった文書はこちら」というリンクを提示でき、信頼性の高い情報提供が可能です。

5

ブラウザから簡単に設定

専門的な知識がなくても、ブラウザ上の管理画面から「どのフォルダを」「どの知識ベースに」登録するかを直感的に設定できます。

6

Box Driveなどのクラウドストレージにも対応

社内サーバーだけでなく、Box Drive などのクラウドストレージのフォルダも監視対象にできます。どこにファイルを保存しても自動取り込みが機能します。

5. BizSmartAIの利用例

利用例①

社内問い合わせ対応の自動化

課題:人事・総務部門に毎日同じような質問が来る。「有給休暇の申請方法は?」「経費精算の締め切りはいつ?」「育児休業の取得条件は?」

有給休暇の申請方法を教えてください
有給休暇は、取得希望日の3日前までに申請システムから申請してください。手順は①システムにログイン ②「休暇申請」を選択 ③日付と理由を入力 ④上長承認…

プリザンターURL:
・https://pleasanter/items/45(就業規則 第5章)

? 効果 担当者への繰り返し問い合わせが激減。担当者はより重要な業務に集中できます。

利用例②

操作マニュアルの即時案内

課題:システムの操作方法が分からないときに、都度担当者に確認している。

プリザンターで承認フローを設定する方法は?
承認フローの設定は管理メニューから行います。①サイト管理 → ②プロセス設定 → ③「承認」ステータスを追加…マニュアルの詳細はこちらをご参照ください。

プリザンターURL:
・https://pleasanter/items/112(操作マニュアル 第3章)

? 効果 マニュアルが更新されると自動で知識ベースも更新されるため「古い手順で操作してしまった」という問題がなくなります。

利用例③

過去の議事録・報告書の活用

課題:「あの会議でどんな決定をしたっけ?」という確認に時間がかかる。蓄積された議事録が活用されていない。

〇〇プロジェクトで過去に議論された課題は?
〇〇プロジェクトでは、2024年の会議で主に3つの課題が議論されています。①スケジュール遅延のリスク(4月会議)②予算超過の懸念(6月会議)③外部連携先との調整…

プリザンターURL:
・https://pleasanter/items/78(4月定例会議事録)
・https://pleasanter/items/95(6月定例会議事録)

? 効果 複数の議事録を横断して瞬時に検索。「あの時の情報、どこに保存したっけ?」という時間のロスがなくなります。

利用例④

新入社員・中途社員のオンボーディング支援

課題:新入社員が「分からないことがあるたびに先輩に聞く」状況が続いており、受け入れ側の負担が大きい。

業務マニュアル・組織図・業務フロー・過去の提案書などを登録することで、いつでも自分のペースで必要な情報にアクセスできます。ベテラン社員に聞かないと分からなかった暗黙知が、誰でも引き出せる組織の資産になります。

? 効果 先輩社員への依存度が下がり、新入社員が早期に自立できます。

利用例⑤

顧客対応品質の均一化

課題:お客様からの問い合わせへの回答品質が担当者によってバラバラ。詳しい担当者が不在のときに対応できない。

製品マニュアル・FAQ・過去の対応事例を登録することで、どの担当者でも同じ正確な情報に基づいて回答できます。「詳しい人に確認してから折り返します」という状況を大幅に減らせます。

? 効果 回答品質が均一化され、顧客満足度が向上します。

6. まとめ

導入前後で何が変わるか、あらためて整理します。

場面 導入前 導入後(BizSmartAI + RAG)
社内文書の検索 ファイルサーバーを自分で探す 自然言語で質問するだけ
情報の鮮度 古い文書が混在することがある ファイル更新と同期して自動更新
回答の根拠 「誰かに確認してください」 出典(プリザンターURL)が明示される
知識の属人化 担当者がいないと分からない 文書として登録すれば誰でも参照できる
登録・更新の手間 手動でアップロードが必要 ファイルを保存するだけで自動反映
対応できる形式 ? PDF・Word・Excel・PowerPoint・画像など

RAG は「AI に自社専用の図書館を持たせる」技術です。BizSmartAI は、その図書館を常に最新の状態に保つ自動化の仕組みです。

「社内に情報はあるのに、活用できていない」 と感じている方にとって、RAG と BizSmartAI の組み合わせは、強力な解決策になるはずです。

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